非モテ、弱者男性まわりめも1~顔と金の交換などなど~

個人的な考えのまとめ用。じゃあなぜ公開するのか? 緊張が欲しいからか。

 

「弱者男性」でありたがることのなにが問題か - 道徳的動物日記

一連の「弱者男性論」言及から見えて来た「弱者男性」概念のコアとその将来への提言 ―フェミニズムとのコンフリクト― - あなたとあなたの話がしたい

 

まあアンチフェミ系の「弱者男性論」の問題点というのは、アンチフェミニズムという以上のものがなかなか出ない、といったところ。「非モテ」論も似たようなところがあるか。

 

**

 

小倉千加子『結婚の条件』という20年くらい前の本で「結婚は顔と金の交換」という有名な一説があって、よく引用されているのだが、一時期「これって体と金の交換と言えないから顔にしてるのか」と考えていた。(結婚は売春の一形態、といった議論は最近はあまりないが、あるにはある)

 

まあ半分くらいは体の部分がある。主に年齢。

 

婚活業界では「年収100万円でマイナス1歳」という法則があるという。つまり40歳年収500万の男なら、35歳の女性を望むのは高望みではない、といったことだ。それが業界の相場観で、45歳1500万の男なら30歳を狙ってもいい、とかそんなところだと。45歳年収400万の男なら41歳より上の女性が妥当だと。

もろ金と体の交換でしょうに。

 

ただ、「顔」というところもあって、それは容姿だと解釈するなら色々批判はある。

「結婚は、顔と金の交換」なんて、「嘘」ですよ。 - ちゃずけのはてなにっき

「女は顔、男は金」時代の終わりを感じさせる、「VERY」の似たもの夫婦たちとは?(2015/09/04 17:50)|サイゾーウーマン

[確かにかつては、心理学者の小倉千加子さんが「結婚は顔と金の交換」と言っていたものですが、今の「VERY」的結婚観では、顔と金の交換は相互にするもの。どちらもほどほどに持った似たもの夫婦でもあることが多くなっていると思います。妻にも経済力を求めるようになったからこそ、夫にも顔……つまりファッション性を求めるようになってもおかしくはないのです。というか、今時、妻と夫のファッションがしっくりしないカップルは、「VERY」らしくに見えませんよね。それだけ、現在の結婚は同質性が求められているのだと思います。]

 

玉の輿がないのはそれはそれで夢がない。小室夫婦のような逆玉も、いや、やめておくか。

まあ、「美女と野獣」的なカップルは減っているのか。いや、男性の場合は低身長というのも「顔」=容姿の低落要因なので、ゾゾタウン、いや、なんでもない。剛力彩芽って最近見ないな。何の話だ。

つまり、トロフィーワイフ的な考え方に振り切り過ぎ、と小倉を批判する意見もあるのはそうだが、なんだかんだ「寿退社」は現代でもある。堀北真希、有吉の結婚相手の名前が出ない、アナウンサーの女性とか。いや、でも例外かさすがに。あと岡村隆史の結婚相手は「一般人」ということで仕事がわからないが専業主婦っぽかったか。いずれにしろ、稼いでいる男性が年下の女性と結婚というパターンは有名人まわりではあると。

 

ちょっと考えをまとめると、

1.小倉の分析は20年前で、男女の役割分業がより強かった時代のもの(寿退社も多く、共働きも少ない)

2.現代では、逆に男性側も女性にキャリア継続を求めている面もあり、専業主婦忌避の傾向もある

3.とはいえ、専業主婦は現代でも当然にいる(自分のまわりにもいる)、若い世代でも。そこでは男性の経済力というのは当然考慮される。

4.男性が好みの容姿の女性と付き合いたがる、結婚したがる、というのは別に何も変わってないだろう。(もちろん性格や人間性も重要)

5.よって、容姿に恵まれた女性には「上昇婚」もしくは「上方婚」と誰か使っていたが、「階級移動」までは無理にしろ、自分の年収より上の相手と結婚することが可能だと。

 

45歳1500万の男性は、「相場」からすれば30歳の女性と結婚、はわからないにしろお見合いくらいはできる。逆に、高年齢を許容できる女性なら、15歳上でいいなら年収1500万の男性と結婚(少なくともお見合い)ができる、と言える。

 

29歳女性が、35歳年収600万の男性と結婚というと、なんかリアリティがあるか。で、その29歳女性は年収300万程度かもしれないと。

 

より極端な例だと、「紀州ドンファン」のように「後妻業」というのもあったりか。

資産家老人をカモにする「後妻業」の手口 用意周到な遺産相続までのプロセス | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

あとは、港区女子パパ活女子について熱く語ってもいいのだけど、まあここまでの議論を集約するなら、「顔」というか「若さ」と「金」の交換が女性には可能で、逆に男性は金と若さが交換できると。ここには男女の非対称性がある。

 

そして、アンチフェミは男女の非対称性(女性の若さは金になる。エロティック・キャピタル?)というのをフェミニズムが無視しがちなところに苛立っているのだろうか。

 

まあ、「キモくて金のないおっさん」が弱者なら、「キモくて金のないおばさん」も弱者なわけだが、

 

今日はここまで。

 

(ホストや女性向け風俗など、男が「若さ」を売って女が買う、というケースもあるのだけど、規模が小さいし、金額的には女性向け風俗で働く男は女の半分とか1/4くらいしか稼げないという。ホストは格差が激しいらしいが。

じゃなくて、イケメンが年上で年収が上の女性と結婚、みたいな可能性か。あんまりなさそうだけど、よくわからん)

 

(寿退社以前に、女性の場合は統計を見るなら、結婚前無職、という人も1,2割いたりだと)

 

y-cybernetics.hateblo.jp

 

y-cybernetics.hateblo.jp

 

y-cybernetics.hateblo.jp