ウクライナ関連めも~ただの雑感@20220320

そろそろ1か月というところのウクライナ戦争。ここの「ウクライナ戦争」なのか「特別作戦」なのか「ロシアのウクライナ侵略」なのか、というところは、まあいいか。

 

個人的なメモ。ただの雑記です。

(数年後とかに読み返して、あのときこう考えていたか、と読み返すと。)

 

・侵攻開始前は、東部のドンバスあたりの占領はあるかなと思ったが、キエフまで攻めるとは思わなかったし、数日でキエフ陥落か、と多くの人が思ったように自分も考えた。

・しかし持ちこたえたのと、ゼレンスキーがやけに前面に出るように。

・チンポでピアノ弾く動画なんかも出回ると。

・ロシアの兵士が士気が低いとか、そういう報道も流れるように。

・「連帯」ということで経済制裁強化、ドイツが脱・脱原発で、ノルドストリーム2の停止とかそういう動き。SWIFT排除なんかも、まああまり知らないことが色々とニュースで流れてきて疲れた。

・「連帯」がまた強くなって、ユニクロが「ロシアで操業続ける」と言った数日後に撤回。ウクライナツイッターで圧力かけまくっているのもあって、国内世論も陰謀論系の人以外はだいたい反ロシア。

・リベラル左翼はさすがに戦争反対で、西側の連帯としてユニクロ操業停止も妥当と考える。右翼も反ロシアというのと戦争反対もあるのかはともかく、右翼も反米ってわけではないのでユニクロ操業停止にも賛成だと。

・左翼が反米かというと、ポリコレと西側連帯ってのはマッチしているので、まあロシアへの「キャンセルカルチャー」というので続くと。

・ただ、左翼まわりも、護憲派が劣勢という印象。「9条は日本を守るためではなく、日本が他国を攻めないため」というのが共産党だったか。しかし社会党の昔のロジックは、「日本が平和国家として世界にアピールすることで、攻められなくなる」(9条バリア論)だったか。

・今回、9条バリア論者はさすがに嘲笑されて終わりだろうと思った。

・2014年ごろの集団的自衛権まわりのときが、護憲派最後の抵抗ってところ?

・23日にゼレンスキーの国会演説だとか。

・先週だったか、アメリカ議会で「リメンバー・パールハーバー」と発言して、微妙に冷めた右翼なりも多いとか。

・じゃあ、ゼレンスキーは日本の国会だと3.11だとか原爆だとかを言及するのか。北方領土かな? まあ、注目だけど、国内世論もちょっと飽きてきたかなウクライナまわり。

・見てるテレビニュース番組がWBSなのだけど、先週先々週くらいから現地の情勢(映像)を増やしてきた印象+ヤフーのニュースもやけに増やしてきたと。遅れてきた「連帯」というところか。

・とはいえ、自分自身がそうかもしれないし、世間一般もだけど、なんとなく共感疲れしてきたかな。現実の出来事とは言え、画面の向こうの話で興味を持ち続けるのは厳しいと。

キエフ陥落はまだまだだけど、そろそろなのかな、と思いつつもう1か月。ロシアが弱いのか、ウクライナが善戦しているのか、よくわからない。

ウクライナ駐日大使がリツイートした「日本の地震は5分、ウクライナは22日」というツイートはあまり広がらず。まあ駐日大使の存在感がかなり薄いのもあるし、配慮不足って程度のところだし。

原油先物が1バレル130ドルくらいまでいって、100ドルまで下がったか。それでいて円安は進んで119円/ドルで、物価上昇なりそう。

・円安だが株安で、この先の日本経済はスタグフレーションになる? でも、コロナのリベンジ消費で、経済的にはまあまあ悪くなさそうだとも。でも物価上昇=インフレは続いていく、とも。

参議院選が7月、7/28任期満了らしいのでそのころ? うーん。たしか泉代表(立民)がゼレンスキー演説に反対っぽいところでツイッターで言ってて、まあそこはわからなくもないけど、いずれにしろ存在感がない。

 有事のときは現職有利、という法則があるので自民はたぶん安泰。岸田は株クラスタには評判悪いけどね。

・7月くらいだとまだ3,4か月後で、原油高とか資源高、小麦価格とかの本格的な影響は出てないけど、今年後半なってくるとまた政権への批判も毎日新聞あたりが年金生活者のインタビューで出してくるか。

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・反原発まわりは、ドイツほどの顕著な動きはなし。サハリンの天然ガスまわりで三菱商事だとか商社への批判、というのは誰もやってないように感じる。まあ、そのあたりはアメリカがやってる動きには追従しないと。ドイツほどもやらない日本は。

・左翼は経済オンチが多いからか、エネルギー関係はあまり発言がないか。

・いずれにしろ、「エネルギー安全保障」うんぬんで、自国エネルギー=原発を再稼働させたい勢力の発言がちょっとくらい勢いを増すにしろ、国民の原発不信はまだまだ強いから、あんまり状況は変わらなそう。

自然エネルギー再生可能エネルギーについては太陽光や風力での自然破壊とか、景観破壊の面で、ちょい支持が下がり気味なのもあって、どっちつかずのままエネルギー政策は進んでいくか。

自衛隊まわりは、もしかしたら予算は増えるか。とはいえ増税するわけじゃないなら、他を減らせないのだから予算は増やせないか。

 

・2つ言えて、基本的にはロシアとウクライナと二国間の紛争で日本はあまり関係ない。そこのラインは忘れちゃいけない。

・と同時に、「自由主義陣営」VS「権威主義」みたいなので、中露に対抗するという戦争・言論戦、陣取りゲームとしての日本が渦中にいるのも事実だと。

・ゼレンスキー国会中継は、日本の歴史で言えばオバマが広島に来たのと同じくらいのインパクトになるのかもしれない。大した影響なく終わるかもしれないが、まだ未確定。

・一部、アンチフェミというか反左翼界隈で「逆アップデートが必要」と左翼のお花畑主義を揶揄する言説が見られるが、まあ、「ゼレンスキーが国会で言っていたけど、ロシアや中国に対抗するには~」みたいな言い回しが、どこかしこで言われるようになるのかもしれない。そうなると護憲派は瓦解だな。

 

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まとめると、

・言論状況はだいぶ変わると思う。安全保障まわりで。

・エネルギーまわりはみんなどっちつかず。まあロシア依存度は1割とかだし。

・資源高や小麦価格の影響が出るのは参議院選ごろか少し先で、つまり今年後半からは世の中の雰囲気に悪影響か。年金生活者とか不満が出ると。

・とはいえ、みな飽きてきてるだろうし、基本は「対岸の火事」でもある。一部の安全保障関係者とかは違うだろうけど、一般庶民にとっては外交や安保なんてよくわからない問題だと。

・ロシアの扱いは北朝鮮並になるかな。ロシア嫌いは確実に増える、というか増えた。

・でも、全般的には生活への影響というのはあまりないかもね。

・「時代が変わった」言説も一部出ているが、コロナのときもビフォワー・アフターで語られたのと同じか。うーん、どうだろうなあ。