ロヒンギャまわりメモ(20220321)
EXCLUSIVE-米、ミャンマー軍のジェノサイド認定 ロヒンギャへの暴力で | ロイター
[ バイデン米政権は、ミャンマー国軍によるイスラム教徒少数民族ロヒンギャに対する暴力について、ジェノサイド(民族大量虐殺)と人道に対する罪に当たると正式に認定した。ブリンケン国務長官が21日に発表する。米当局者がロイターに明らかにした。]
[ジェノサイド認定が直ちに米政府による懲罰的な措置につながるわけではない。]
と久々にニュース。ミャンマーってどうなってるんだろうな、と思いつつ
ミャンマー「情勢打開」へ、日本が握る交渉のカギ | アジア諸国 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
[――2021年2月1日に国軍がクーデターを起こしてから、まもなく1年を迎えます。ミャンマーの現状をどうとらえていますか。
この1年、政治、経済、人権状況とも、まったく改善点が見られない。市民による抵抗が続く一方、国軍による人権侵害はますますひどくなっている。]
わかりづらい記事だな。というか有料記事なので、読めず。上の最初の一文も何言ってるかわからん。
気を取り直して、
長期化するミャンマー危機 分断状態の不完全国家 : 国際・安全保障 : 記事・論考 : 調査研究 : 読売新聞オンライン
[POINT
■ミャンマーでは、クーデターから1年が過ぎても軍は国内を完全に抑えきれていない。軍は武力弾圧を続けているが、国民は粘り強く抵抗している。
■これまで非暴力を貫いてきたミャンマーの民主化運動は大きく変質した。各地の市民は地元で自衛の武装組織を次々に結成し、少数民族武装勢力の協力も受けながら「武力闘争」に踏み切った。もはや国民と軍の和解は不可能な状況だ。
■国際社会では、東南アジア諸国連合(ASEAN)が事態打開に腐心している。国民が踏ん張っている間に国際社会には民主化復帰と人道支援のための迅速な行動が求められる。]
というポイントでいいか。
***
で、ロヒンジャまわり
政変で遠のくロヒンギャ帰還 小野木昌弘・論説委員が聞く:東京新聞 TOKYO Web
[小野木 ミャンマーへの帰還はクーデターでますます遠のきましたが、ロヒンギャ難民は今後どうなるのでしょうか。
中坪 バングラデシュ社会が吸収していかざるを得ないのではないかと思います。バングラデシュの人々とロヒンギャはイスラム同胞であり、民族・言語の面でも親和性があります。例えばコックスバザール県の漁村ではロヒンギャが普通に働いています。過去に流入した難民など多数のロヒンギャ出身者が、不法滞在を含めて地域に広く溶け込んでいるのが実態です。
小野木 バングラデシュ政府は「吸収」を認めるでしょうか。
中坪 同国政府はロヒンギャを難民認定しているわけではなく、人道的な立場で一時的に受け入れているにすぎません。一日も早く帰還させるのが基本方針で、なし崩しの定住は決して認めないでしょう。しかし、現実問題としてミャンマーに送還できる状況になく、現地の関係者も「このまま帰還しないだろう」とうすうす感じています。]
ということで、ベンガルに住み着くことになるのかな。
https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/fy2017/lm20180308.pdf
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第四層 第三次印パ戦争期以降の移民(1971~) *ミャンマー国民によるイメージ
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第三層 WWII 後の混乱期に流入した「東パキスタン」人(1945~1950 年代)
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第二層 英領期に流入して定住したベンガル人(19 世紀~20 世紀前半)
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第一層 アラカン王国時代のムスリム住民(15-18 世紀)]
という階層で、ロヒンギャ自身は一層を主張しているが、実態は3,4層にあたるのか。まあ落ち着きどころは東パキスタン(バングラディッシュ)のようにも。