上野千鶴子も落ち目ということか~ニュースにならないということ

www.recordchina.co.jp

 

東京大学名誉教授の上野千鶴子さんら約1500人で結成された「慰安婦問題解決の会」は、同日午後に発表した声明で、「日韓首脳会談で慰安婦問題を解決し、日韓関係を正常な状態に戻すことが重要」とし、「日本の首相は決断しなければならない」と訴えた。その上で、「被害者らが納得できる方案を日本政府が提示しない限り、解決は不可能」と述べ、「日本政府は加害事実を認めて謝罪し、被害者らに賠償するべきだ」と主張した。

 

 と、レコードチャイナの記事。なぜか、日本のマスメディアでは取り上げられていない。慰安婦問題解決の会」でググっても何もない。

 

 なんだろうな。一応、参加者のひとのブログ。

 

wan.or.jp

「それにつけても、日本のメディアの感度の悪さよ。韓国メディアは4社に案内を出して2社、日本メディアは16社に案内を送って来たのは2社、うち1社は途中でいなくなりました。朝・毎・読の全国紙はもとより主要メディアはまったく黙殺。」

 

とのこと。主張の内容は、日本政府は色々と謝罪の記念碑なり何なりを作って、とか。従来の主張とそう変わらないか。

 

 「ヘイト本」と称される嫌韓本、嫌中本のブームも終わり、中国については「爆買い」で色々と話題になるものの、韓国の話題は何だろう。全国数十万人?のネトウヨ向けの「韓国経済崩壊」的なニュースもありつつ、全国10万人くらい?の韓流ファン向けの記事もありつつ、ただ、一般的には関心の外にあるというのが実態か。

 「お隣韓国」という表現はあるにはあるが、海を隔てている以上、別に隣でもなく、そう考えるならフィリピンもタイも東南アジア諸国は「お隣」だし、アメリカだってお隣なのだが、まあそこはいいとして、あくまでも他国の一つとして見るようになったということか。それはそれで日本人の国際観の成熟ではある。アメリカだけが海外ではないし、東アジアだけが「お隣」でもない。

 

 まあ、この「問題解決の会」の問題は、それで本当に解決するのか? という点で信用がおけないという点だ。「解決した」ということだと、1965年の日韓基本条約で解決済みではあるし、謝罪は90年代に行っていると。でも、韓国は納得していないし、まあ、納得する気もない、という印象が強くなっていると思う、世論として。

 そのあたりが、この「問題解決の会」にメディアが冷淡な理由か。

www.huffingtonpost.jp

 

 まあ、左派の懸念や焦りというのも分かるが、日本でも「韓国疲れ」というのは起きている、ということなのだろう。「女性の人権」というのを声高に言ったところで、等の女性は保守化傾向にあったりで(20代の専業主婦志向だとか、まあ男性も保守化傾向にはあるのか)、ニュースにならないということか。

 

http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1445429716/