2015/06~経済は好調(GDP年率3.9%)、政治は軽く混乱(安保とか憲法とか)

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内閣府が8日発表した2015年1~3月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比1.0%増、年率換算では3.9%増だった。」

「生活実感に近い名目GDPは前期比2.3%増(速報値は1.9%増)、年率では9.4%増(7.7%増)だった。」

 

 と好調らしい。失業率も3.3%(総務省

統計局ホームページ/労働力調査(基本集計) 平成27年(2015年)4月分結果

jp.wsj.com

 

モルガン・スタンレーが算出した2014年度の実際の賃金上昇ペースは1.5%だった(政府統計では0.9%)。現在は賃金上昇ペースが加速しつつあり、消費に一段の拡大余地がある。」

 

 まあ、給料も上がっていると。

 

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衆議院憲法審査会で参考人質疑が行われ、安全保障関連法案について、「従来の政府見解では説明がつかない」という指摘や「憲法9条に明確に違反している」といった意見が出され、出席した3人の学識経験者全員がいずれも「憲法違反に当たる」という認識を示しました。」

「菅官房長官は「憲法解釈として法的安定性や論理的整合性は確保されている。したがって、違憲という指摘は当たらないと政府は考えている」と述べました。」

 

 思ったほど話題になってないのか、世間の関心は安保にはないのか、どうなんだろう? 自衛隊自体が違憲とするのが、素直に憲法読んだところの解釈だろうけど、まあ、憲法解釈というのはよくわからないことになっているしなあ。問題は、自民党参考人招致なんかするからか。

 

 今後については、60年安保のときのように、強行採決もあるのかな、という勝手な予想。

 

 どっちにしろ、結論ありきで安保反対の側は「憲法違反だ」と現実の国際政治を無視して、かつ、賛成の側は憲法については軽視、というところで、あとはレトリック合戦なのでニュースを追う気にあまりなれない。

 賛成らしい、産経のこういうのとかね。憲法のけの字もないと。

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「日本の最大の敵は日本なのか-日本の安全保障関連法案の国会質疑やその報道は、そんな疑問を感じさせる。」

集団的自衛権自体を危険視する側は日米同盟がそもそも集団自衛であることは無視のようだ。日本領土が攻撃され、日本がいくら個別的自衛だと称しても、現実は米国に日本との集団的自衛権を発動してもらうのが日米同盟の抑止力そのものなのである。自国防衛は集団自衛に全面的に依存しながら、その集団自衛の概念に反対するという日本の従来の姿勢は米側ではあまりに自己中心で他者依存とみなされてきた。」

 

 まあ、どう落ち着くんでしょうね。