ゼロインフレって響きがカッコいい~2015年2月のCPIが前年同月比上昇率0%

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総務省がきょう発表した2月の全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合)は、昨年4月の消費増税の影響を除いたベースで前年同月比上昇率が0%となり、1月の0.2%上昇から減速した。エネルギー品目が2.1%の低下となったことが大きく響いた。」

 

 とのこと。いくらかリベラル色のあるウォールストリートジャーナル誌だが(特に、日本人記者による日本の記事)、くだらないアベノミクス批判なんかはせずに、なんだか楽観的だ。

 

「話は変わるが、ゼロ・インフレは日本経済にとってそんなに悪いことだろうか。消費者はむしろ一息つくことができるだろう。昨年は名目賃金の上昇率がわずか0.4%にとどまり、家計は消費増税の影響を吸収する必要に迫られた。しかも、円相場が急ピッチで下落したことで、輸入品は一段と割高になった。インフレ率がこれほど低いため、購買力ベースで見ると日本の家計は実際にはやや上向いていた。これこそ量的緩和の目的ではなかっただろうか。すなわち、人々に裕福になったと思い込ませることだ。」