ダ・ヴィンチの気持ち良いくらいの男女差別～高齢童貞と高齢処女の扱いの違い
あなたは“悲惨な中年童貞”に同情できる？ ―貞操を守り抜くミドル世代 | ダ・ヴィンチニュース
「年齢＝彼氏いない歴」はダメじゃない！？ 恋愛経験ゼロ女子の魅力 | ダ・ヴィンチニュース
「もちろん家庭環境など同情すべき事情はさまざまあるだろうが、普通に経験できることを避けて、モテるための努力を避けて生きてきた中年童貞たち。それでいて、齢40にして“社会が悪い”では、あまりにも分が悪すぎる。
童貞であることの辛さは理解するけれど、結局は“自業自得”。それが一般男性の多くが抱く感想だと思う。」
と前半の中年童貞の本のレビュー記事では述べ、
「このように、恋愛に臆病になっているからこそ男性を大切にできる高齢処女。彼女たちは決して欠点ばかりの人間なんかではない。むしろ、たまたま恋愛をしてこなかっただけで、初々しい魅力がたくさんある。」
と、中年処女のマンガ本については述べる。この圧倒的格差！
男性の中年童貞は「自業自得」であるのに、女性の中年処女は「たまたま恋愛をしてこなかっただけ」と。気持ち良いくらいの男女差別だ。
とはいえ、世間の見方もこんなものだろう。Ｗｅｂのほうは分からないが、雑誌のダ・ヴィンチは読者層で言うと、女性：男性 6：4程度で女性向けというほどでもないが、まあそっち寄り。
なので、女性を「応援」しても、男性は応援しないというところか。
似た記事。
童貞以上に大変！？ “高齢処女”マンガが増えている！ | ダ・ヴィンチニュース
でも、もう一度言うが、世間の見方はそんなものだろう。高齢処女に対しては「誘ってこない男が悪い」と言い訳できても、高齢男性については「女性とコミュニケーション取れない男が悪い」となると。
まあ、いくら男女平等の思想が行きわたって職場などで実践されるようになったとしても、「男女は同等ではあるが、同質ではない」と石原慎太郎の言葉の通りーー彼も差別発言などはあったが女性からの支持は厚かった。ーー社会の側の男女を見る目は違うと。
石原慎太郎についてもう少し言うなら、問題発言があっても決断力のあるリーダー（男）を世間（女）は好む、というところか。現状はまあ、年齢からして引退はそうだろうというところだが。
一昔前の「非モテ」言論というのも、社会で男女が「同等」になっても、「同質」にはならないーーなんで男は誘う性で、女は誘われる性なのかーーという疑問に対する運動だったというところか。
ま、こういう状況は今後も変わらないでしょう。
女性差別テーマのドラマ 真木よう子、YOUの長台詞圧巻 〈週刊朝日〉｜dot.ドット 朝日新聞出版
こういうドラマもあるわけだけど、どう考えても「非モテ」の中年童貞は疎外されてるだろう。セクハラ・パワハラ気味であっても強引な男のほうが、童貞率は低いと、いや、セクハラ・パワハラ気味の中年童貞（素人童貞）というのはいるか。
