メモ。映画幕が上がる

興行収入が4億弱。これはももクロのマネージャーがツイッターで3.7億とつぶやいている。

制作費は不明だが、推定2~3億ってところぽい。

 

ただ、この映画の凄いのは宣伝費が5億という噂で、というところっぽい。全国127館に舞台挨拶というのが異例。あとはテレビ出演や、コンビニや私鉄の駅とのコラボや、色々と。

 まあ、熱心なアンチの人たちが情報を集めているが、まあいいか。

 

127館で、1日4回、300席と計算すると、観客が最大15万人入る? 映画の単価が1300円計算で、1.9億。まあこれは、300館公開の大規模映画で、ジュラシックワールドくらいの映画じゃないと無理と(今年の興行収入トップで93億)

 実際は、先行上映と合わせて1億程度で、8万人くらい? 

 

まあ、宣伝費考えると「コケ」だが、まあまあ入った、というレベルか。

 

追記:宣伝費が5億ってのはデマかもしれません。

 製作委員会にフジテレビ、講談社電通、パルコ(なぜ?) と入っているので、フジテレビや講談社のメディアでの露出は宣伝費にならないっぽい?のやら、

 

映画『幕が上がる』 公開に先がけ、メディアジャック - 電通報

 

新聞の60段折り込み広告が1枚10円くらいとして、100万部で1000万、1000万部で1億? ※B4だと3.3円くらい。毎日だが。読売新聞の全世帯なら900万部くらいか。

折込広告の料金・印刷費用|新聞折込広告・新聞折込チラシ、ポスティング広告のことなら毎日折込株式会社

と適当に見積もったが、限定10万部らしい。

映画『幕が上がる』等身大ももクロ新聞|新聞広告データアーカイブ

 

パノラマ8Pは1枚30円なので、10万部なら300万円+消費税、というところらしい。

http://adv.yomiuri.co.jp/yomiuri/download/PDF/mediakit/general/area_tokyo.pdf

 

テレビCMは、フジテレビなどキー局で1本40~80万くらいで、100本なら4000万~8000万くらいか。

広告代理店|メディア価格がわかる『広告ダイレクト』| » テレビCM

でもまあ、この映画ではテレビCMは少なめらしい。

 

デジタルサイネージや柱広告は、1週間1本5万~10万レベルで、仮に100本としても1000万とか、そういうレベル。2月中旬~3月上旬の3週間として3000万くらいか。

東京メトロのデジタルサイネージ・ポスター | 交通広告ドットコム

 

100枚写真展は、このあたりか。首都圏単貼80枚で1週間750万。残り20枚も加えて、3週間で3000万程度か。

http://www.jeki.co.jp/transit/mediaguide/pdf/sm_15_P082_P088.pdf

 

ちなみに、東映の宣伝費は平均1.5億くらいだとある。東宝だとどれくらいだ? 2億?3億?

銀幕おもいで話 / 1 - 高岩淡 - Google Books

 

なので、1/3の5000万ってことはさすがにない気がする。1~2億の間ぐらいなんじゃないかな。テレビCMがどれくらいかは謎。

マル秘公開! これがプロの企画書だ!|BB-WAVE

 

興行収入3.8億で、制作費2億、宣伝費1.5億くらいとして、興行収入の半分は劇場なので、1.9億 - 総制作費3.5億  = -1.6億くらいか。赤字が1.6億くらい。DVD・ブルーレイが5000円で10万枚売れて5億? まあ、そうなると回収できるというところか。

 

ただまあ、雑誌の表紙やら、テレビ番組への「番宣」やらでの出演が多量だったので、このあたりの「宣伝費」扱いはどうなるんだろう。

 

 今年の映画関係では、同規模の120館程度公開の「ラブライブ」が興行収入26億超と、特典商法という批判を浴びながら邦画の年間トップ10になるくらいの興行収入を上げているが、そこで比較になっていた「海街dialy」(興行収入15億程度)も番宣はかなり多かった。

 

「旬な女優を集めても...」宣伝に“金も時間もかけた“映画『海街diary』 『ラブライブ!』に惨敗で、映画人らも驚愕!? - ライブドアニュース

海街diary』はというと、完成披露試写会をしたりバンバン作品の宣伝を打つなど、"宣伝は半年前から"という映画宣伝の王道ともいうべき戦略で、金も時間もかけていました」

というところ。「幕が上がる」もテレビCMは少ないにしても、番組への露出というところでは同じくらいだったんじゃないかとも思う。

 

まあなので、アンチの「大コケ」という声が出てくるのもまあ、そういう露出の多さが原因なのかなと思う。中規模公開映画だが、大規模公開(300館)並みの番宣? と。