東京医科大からの「女性差別」尻すぼみメモ

https://www.sankei.com/life/news/181026/lif1810260038-n1.html

 「大学医学部の不正入試をめぐる問題で、慶応大は26日、文部科学省の訪問調査を受けたことを明らかにした上で、医学部一般入試について「不適切と考えられる事案はない」と発表した。」

 「文科省の緊急調査によると、慶応大は過去6年の平均合格率が女子9・2%、男子12・5%と、不正な得点操作が判明している東京医科大より男女差が大きかった。」

https://www.asahi.com/sp/articles/ASLBR575MLBRUTIL02C.html

文部科学省が、全国81大学の医学部医学科の入試を対象に実施している調査で、調査のきっかけとなった東京医科大のほか、少なくとも6大学で「不適切な入試の疑いが高い」として同省が説明を求めていることが、関係者の話で分かった。」

「昭和大(東京)が現役と1浪の受験生や同窓生の親族を優遇していたことを認め、謝罪している。」

順天堂大は第三者委員会が調査中。あとの4大学はどこだろう、とはいえ81のうち6なので7%とかか、「女子と浪人生に厳しい」という都市伝説は、案外都市伝説だったということなのか?

https://www.businessinsider.jp/post-177707

とはいえ、こういう反論が出る。

「理系偏重の医学部入試は、世界の現状から大きく乖離していると瀧本さんは言う。」

「臨床能力に直結するため、医学部入試は文系科目の素養を重視するのが望ましいと考えられているのだ。

にもかかわらず、日本では多くの医学部が理系科目の配点を増やす傾向にあり、そのことが入学者に占める女性率にも影響を与えている。」

「日本で小学校のうちは算数・数学の意欲・学力に男女差はほとんどないのに、中学校ではどちらも男子が女子を上回るのは、「女子は文系、男子は理系」というステレオタイプが成長とともに刷り込まれ、学習意欲にも影響するからだと推測されている。(日本労働研究雑誌2014年7月号「労働市場における男女差はなぜ永続的か」)」

https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2014/07/index.html

女子の理系苦手問題は鬼門なので要注意だが、まあ日本は他国と比べて女性文化、男性文化が分かれているのとかも関係するのか。

しかし、理系がダメな医者なんか増えちゃダメだろうし、案外、日本医科大以外は露骨な「女性差別」をやってなかったというのは、それはそれで根深い気もする。