オウム死刑関連めも

https://www.sankei.com/world/news/180716/wor1807160007-n1.html

「仏紙レゼコー(電子版)は6日、オウム真理教事件が日本に与えた歴史的な衝撃を報じた。「日本人は戦後、比較的平穏で調和のとれた社会に生きることに慣れてきた。だが、この事件によって突然、内なる謎の脅威がもたらす不安と恐怖にさらされた。事件から23年たっても、この宗教団体の実体と、彼らがテロに走った真の動機を問い続けている」と評した。

 同紙もフィガロ紙と同様、日本で死刑廃止論は支持を得られていないと指摘した。「日本は産業化の進んだ民主国家でありながら、米国とともに死刑制度を維持し、国際人権団体に批判されてきた。特に日本は、死刑囚を長期間独房に閉じ込め、執行の数時間前に当人に通知するやり方をとっており、とりわけ残忍だという指摘がある。だが、世論は常に死刑を支持し、廃止論議は高まらない」と伝えた。」

個人的には死刑は消極的に賛成。必須とまでは思わない。独房に死ぬまで閉じ込めるというのでも、国家の権力、暴力を示す上で十分だと思う。経済的観点はまあ、大したコストでもないだろう。
反対とまで思わないのは、米欧の現行犯射殺なんかと比べると死刑のほうが人道的ってのもある。けどまあ、自分としても国民感情に同調しているのだと思う。

欧州連合(EU)加盟国は日本に死刑廃止を求めているが、「日本では死刑反対論は希薄。とりわけオウム真理教事件では皆無といえる」と報じた。駐日EU代表部が7人死刑を受けて発表した死刑批判の声明も、「インターネット上で罵詈雑言を浴びるだけ」だと伝えた。」

まあ、過去の人間が7人死刑なんてことよりも、200人も死者が出ている大災害のほうがニュースとして重要度が高い、ということもあって、オウム関係は割を食ったというか、まあ逆に流されて良かったのか、うん。あくまでも話題の一つではある。

司法なり、セキュリティなりの観点ではなかなか考えさせられる事件なのたけどね。