電力自由化めも@201712+HEMS/MEMS
「2016年4月電力小売完全自由化後の2016年11月30日まで、電力の購入先を新電力へ変更した契約件数は234万4600件となった。」
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/denryoku_gas/denryoku_gas_kihon/pdf/004_03_00.pdf
「本年3月末時点での新電力への契約先の切替え(スイッチング)件数は約4.7%(約295
万件※ )、大手電力(旧一般電気事業者)の自社内の契約の切替件数(規制→自
由)は約4.1% (約258万件)であり、合わせて約8.8%(約553万件)となっている。」
だとか。電力自由化自体は2000年ごろから大口需要化を対象に始まって、2016年から完全自由化というところ。何だかんだ増えてきたのか。
価格.com - 電灯B│湘南のでんき(湘南電力)|電気料金比較
「湘南電力」という聞き覚えのない会社だが、電気の「地産地消」ということをコンセプトにやってるとか。まあ料金は普通。日本ワインじゃないんだから、そんなに電気がどこで作られてるか、というのを気にしても、という気もするのだが、まあいいか。
湘南電力の株式一部譲渡のお知らせ | 株式会社エナリス│ENERES
湘南電力は、平塚市の小中学校43施設に電気の供給を開始しました。 | 株式会社エナリス│ENERES
エナリスの連結子会社から、非連結になった会社というところ。まあ実質運営していると。
新電力向け事業支援向けサービス | 株式会社エナリス│ENERES
自身では新電力として小売はやらず、コンサル的なところをやると。というか、需給管理を受託してるのか。まあいいとして、
市場調査、マーケティング・レポートの富士経済 -マーケット情報
「総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済(東京都中央区日本橋 清口正夫 代表取締役)は、政府のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)政策・普及支援策やスマートメーターの普及、家庭向け電力小売事業の自由化などを受けて導入の加速が期待されるHEMS・MEMS市場について調査した。」
HEMSの単年度導入戸数・金額
2014年見込 100,500戸 111億円
2020年予想 379,500戸 263億円
とのこと。これは2015年のレポートだと。
HEMS市場は2025年120億円、太陽光の自家消費ニーズ高まる - 日経テクノロジーオンライン
「富士経済は8月14日、2016年のHEMS(住宅エネルギー管理システム)市場は66億円だったとの調査結果を発表した。」
「補助金が支給されるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業でHEMSの導入が必須条件のため採用増加が見込まれたが、申請が通らなかった際の仕様変更の負担を懸念した事業者も見られ、交付案件は前年とほぼ同規模となり、市場は大幅に拡大しなかった。」
うーん、規模減った? HEMSやMEMSは厳しいのか。
HEMS(ヘムス)ってなんですか? 普及しないのはなぜ? | スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト
「国の意向を受け、大手住宅メーカーを中心にHEMS付きのZEHを手掛けるケースが増えている。だが、中小の工務店まではなかなか浸透していないのが現状だ。コストが優先される建売住宅でも、HEMSやZEHを導入する物件は多くはない。」
「マンションの各住戸にHEMSを設置し、スマートメーターを通じてネット化。太陽光発電を付けた共用部分の電力とともに、マンション全体のエネルギーを管理するシステムだ。こうしたシステムをMEMS(Mansion Energy Management System、メムス)と呼ぶ。
MEMSが登場してきたのは、経産省が2013年度からスマートマンション導入加速化推進事業として、デベロッパーへの補助金を交付し始めたためだ。併せてスマートマンション認定制度を立ち上げ、MEMSを導入するマンションがロゴマークを付けられるようにした。同年度末には全国で941棟、約10万8000戸の補助金交付申請があるなど盛り上がりを見せた。
だが、補助金事業が2015年度で打ち切られたこともあり、最近はMEMSを導入するマンションが伸び悩んでいる。認定制度は民間のスマートマンション推進協議会に引き継がれたが、2015年8月からの1年間で認定されたマンションは12件。」
https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00026/
まあ、案外、新築物件でも導入されていなかったりか。
次世代住宅の設備機器市場、2020年度は5,074億2,000万円と予測、矢野経済研究所 | スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト
「(株)矢野経済研究所はこのほど、国内の次世代住宅(スマートハウス、ZEH:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)関連主要設備機器市場の調査を実施した。」
「同調査における次世代住宅関連主要設備機器とは、HEMS(Home Energy Management System)、スマートメーター、太陽光発電システム、燃料電池システム、ガスエンジンコージェネレーションシステム、家庭用蓄電システム、V2H(Vehicle to Home)の計7機器(全て住宅用)をさす。
同社は、2016年度の次世代住宅関連主要設備機器(7品目)市場規模(末端販売額ベース)を前年度比87.7%の7,191億4,000万円と推計した。スマートハウスやZEHを構成する各種設備機器の需要も高まりを見せるが、市場の大半を占める太陽光発電システムの縮小が影響。」
「太陽光発電システムは補助金が終了した2014年度以降は減少傾向にあり、売電での経済的メリットも薄れているなど、今後も太陽光発電システムは厳しい市況が続くと推察し、2020年度の次世代住宅関連主要設備機器(7品目)市場規模(末端販売額ベース)は、2016年度比70.6%の5,074億2,000万円になると予測した。」
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について|省エネルギーについて|資源エネルギー庁
エネ庁でやってるが、住宅なんだから国交省と組んでやらなきゃ、と思うものの縦割りで難しいのか。
「一定の認定長期優良住宅の新築又は取得を行った場合、所得税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税が軽減されます。 」
くらいのことをやってほしい。
ZEH、2017年度はどうなる? | archi-wiki.com
「ZEHの28年度の実績を見てみると、当初予算が60億円。事業採択件数が、約6300件。」
新設住宅着工、2016年は6.4%増 貸家着工は8年ぶり高水準 :日本経済新聞
「注文住宅など持ち家は3.1%増の29万2287戸と3年ぶりに前年実績を上回った。分譲住宅は3.9%増の25万532戸。うち一戸建ては8.2%増の13万3739戸だったが、分譲のマンションは11万4570戸と0.9%減少した。」
戸建てが43万戸で、うち6000戸くらいがZEHということ?
いや、積水ハウスがシェア5%で、注文住宅+分譲で1.2万戸くらい、うち74%とかが「ZEH」になるというところなのか。補助金無しだが、基準はクリアとか。
なので、戸建ての何パーセントくらいだろう、まあ、数%はZEHなのかな。とはいえ、太陽光発電が微妙なのでどうなることだか。HEMSは宝の持ち腐れになりかねないしと。
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まあでも、
兵庫・芦屋市のスマートシティで地域分散エネルギーシステム、パナホームなど | スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト
「パナホーム(株)、(株)エナリス、興銀リース(株)、兵庫県企業庁は、パナホームが兵庫県芦屋市で開発しているパナホーム スマートシティ潮芦屋「そらしま」において、D4街区の全117住戸を対象に、マイクログリッドシステム(地域分散エネルギー制御システム)の街づくりに10月より着手する。