日本ワインめも

まだまだ胡散臭いと思っているが、「日本ワイン」めも

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3876/1.html

「今、日本のワイナリーはどんどん、その数が増えていまして、なんと現在240以上、日本にあるんです。」

「日本ワインをブランド化していきましょうという事で、去年、国税庁が新たなルールを発表しました。
そのルールというのが、国産ぶどうを100%使用したものにのみ、日本ワインと名乗ることができる。
また、例えば「甲州」など地名をワインにつける場合は、その土地のぶどう85%以上を使用、そして醸造しなければならない。」

https://www.nta.go.jp/osaka/shiraberu/sake/wine/displayrule.htm

たしかに国税庁。日本酒や焼酎も甲乙なり大醸造なりあるけど同じか。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO10954600R21C16A2000000?channel=DF140920160941

ワイナリーのオーナーのインタビュー。

「長野県東御(とうみ)市。かつては養蚕で栄えた山間地に、ワイナリーのオーナーを夢見る中高年が都会から続々と押し寄せ、一大ワイン産地を形成しようとしている。強力な磁石の役割を果たしているのが、エッセイストで画家の玉村豊男さん(71)が建てたヴィラデストワイナリー。」

「相談者の中には、金融やIT(情報技術)関係者も多いという。「ワイン造りの仕事には、ものづくりの実感がある。しかも、ワインは土地や造り手によって味わいが変わるから、自己表現もできる。好きなワインで自分を表現し、それを誰かに評価してもらう喜び。金融やITの仕事ではなかなか味わえないのではないか」」
IT系も金融系も世の中を変えるインパクトのある産業だから、とか反論しても仕方ないか。まあ、エンドユーザーというか一般消費者に近いとこで仕事する楽しさというのはあるわけで。

「問題はお金だった。ワイン造りをするには、破砕機や醸造タンク、熟成樽(たる)などを一式そろえなければならない。もちろん建物も必要だ。反対する妻や周囲を説得し、1億6000万円の借金をして、何とかワイナリーを建設。2003年に醸造免許を取得し、醸造を始めた。」
しかし、案外借りられるものなんだね。土地代に建築費に機械類か。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO10011950Y6A121C1000000

NHKの記事にも出てた人。

https://my-best.com/1373

なんとなくチリワインも。
http://blog.imalive7799.com/entry/chilean-wines-No1import#%E3%83%81%E3%83%AA%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%93%E3%81%9D%E3%81%8C%E5%AE%B6%E9%A3%B2%E3%81%BF%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%95%91%E4%B8%96%E4%B8%BB

酒全般
http://blog.livedoor.jp/diet2channel/archives/52646854.html

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まとめると、ワインというのは酒で、酒というのはドラッグであり、飲食物であり、嗜好品であると。それで、ワインはマーケットとしては高所得者向けのものとして成立しているので、まあそこに受ければ商売として成り立つと。
デイリーでの消費としては「日本ワイン」は存在感もないだろうが、かつ「国産ワイン」のまずいという過去を払拭できていないが、嗜好品として高級志向で、かつ生産者の苦労話やら「自己表現」に付き合うところやらの記号消費、物語消費で復活してきているとかか。まあ面白いのは面白いか。

とはいえ、電通なり国や自治体なりのステマというか、まあプッシュで行われてるキャンペーンって側面も強いのかなとは思うところ。チリの輸入ワインばかり飲まれて輸入業者が儲けるよりも、日本の農家や生産者が儲けるほうがいいか。