35歳以上結婚、未婚メモ

toyokeizai.net

 

東洋経済の人気の連載。博報堂出身の人らしく、マーケットなり統計なりから結婚問題を考察するのでなかなか説得力がありつつ、わりとコメントがつく。

 

10歳以上年下と結婚する割合は、40代前半で約4割、40代後半で55%を超えます。50代ではほぼ7割以上が10歳以上年下の女性と結婚しています。」

 まあ、この記事はミスリードで、「40代おじさんでも1割は20代と結婚「してる」」の間違いで、最後に

「ちなみに、40~50代のおっさんが初婚で20代の女性と結婚できた確率を、全年代の男性初婚数から割り出すと、1%以下。ほぼムリなようです。」

としているのは、男性初婚数418,519人に対して、40代50代で20代と結婚した4,013人が1%以下なので数値としてはそうなのだが、まああまり意味のある数字とか確率でもない。

 

平成27年(2015)人口動態統計(確定数)の概況|厚生労働省

統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103

このあたりからダウンロード

f:id:y_cybernetics:20170829000020p:plain

 

9-7 結婚生活に入ったときの年齢別にみた年次別婚姻件数(各届出年に結婚生活に入り届け出たもの)

f:id:y_cybernetics:20170829000358p:plain

 で、抜粋すると、男は~29歳で結婚が211,049人、30代166,762人、40代以降40,708人

女は~29歳が263,350人、30代148,115人、40代以降21,045人

 と、40過ぎるとなかなか女性は婚姻数が減るが、でも、そもそも女性のほうが既婚率が高いので絶対数が少なくはなるか。

なので、確率としては同じくらいで35過ぎると7%だとか。

未婚男性を追い込む「3%説」に隠されたウソ | 恋愛・結婚 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

50万人いるうちの4万人なのか、25万人いるうちの2万人なのか、という数字の扱いでいいのか、まあどっちにしろ男女ともに40過ぎて初婚だと、もうかなり動きは減ってきているというところか。