心中既遂は事件にならないか
品川のマンションで40代姉妹が死亡 心中か - 産経ニュース
「13日午前11時15分ごろ、東京都品川区東五反田のマンションの住人から、「同じマンションに住む2人が餅つき大会に来ない」と警視庁大崎署に通報があった。大崎署員が駆けつけたところ、3階の室内で、この部屋に住む無職の斉藤文子さん(46)と、妹で無職の和子さん(43)が折り重なるように倒れているのが見つかった。2人は既に死亡していた。」
2015年12月の事件。なぜか知らなかったが、一部では話題になっていたということらしい。
続報があまり出ていないが、発達障害の妹を姉が殺害し、姉がその後に自殺ということで、心中既遂だ。介護疲れ、ということだが、発達障害関係だからか、地味なニュースだからか、話題にならなかったと。
一部、というのが「きょうだい児」界隈。きょうだい児、というのは障碍者の兄弟姉妹がいる人のこと、というところっぽい。
「男性は小学校高学年の頃から不登校になり、以後約30年間引きこもるようになった。転校することなどを聞き入れなかったのを全て姉のせいだと思い事件にいたった。
2011年7月25日、自宅に生活用品を届けに来た姉(当時46歳)を刺殺し逮捕された。」
こちらも発達障害、アスペルガーだが、福祉関係者(+司法関係者も?)からは評判が悪い判決が出ていたりと。
まあ、ブログの趣旨はそこにはないのだけど、少し整理。障害には、
1.身体障害
2.知的障害(IQが低い)
5.パーソナリティー障害
などなどがあると。
で、最重度だと1+2で寝たきりでしゃべれない、というような状態で4,5歳くらいまでしか生きられない、というような心身障害者という人たちがいる。
軽度なところだと、身体障害というのが身体障害者手帳の有無とするなら、老人になって長距離歩けなくなるとか、そういうのもあると。発達障害も色々だと。
それで、重度なほどきょうだいにとって悩みが深いとも限らないと。むしろ、自分で立てないとか(身体障害)、知的に劣るとか(知能障害)、妄想が大変とか(精神障害)、よりも、5体満足で知性も問題なく精神疾患でもないが、社会に適応できない・社会性がない、発達障害、というほうがなまじ健常者・定型発達と変わらない分、プライドも高く周りの人間としては面倒というのもあって、
それで品川の事件、ということなのか。