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聴導犬同伴の入店拒否とハンセン病宿泊拒否と

www.sankei.com

 

阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)内の飲食店2店が今月3日、聴覚障害者の女性(46)が聴導犬と一緒に入店することを拒否していたことが9日、百貨店を傘下に持つ会社への取材で分かった。

 

 基本的には、もう着地した事件。関西の百貨店内の飲食店で、犬(補助犬)連れの客を入店拒否した、という事案。どうも、この客側の障害者団体がFacebookで広めたところをマスコミが拾って、ニュースになったということらしい。

 まあ、

身体障害者補助犬は原則、飲食店に対し、補助犬の同伴を拒んではならないと規定しているが、飲食店の従業員が理解していなかったという。」

 と記事にあるが、身体障害者補助犬法に罰則規定はなく、やむを得ない事情がある場合には拒否できる、というところなので、店側の対応はグレーゾーン。営業停止などの罰則規定をつける方向での法改正を望む立場もあるし、厚労省でそういう議論も出ていたらしいが、現在は罰則規定なしで、お店の判断によるというところ。

 ただ、百貨店側が補助犬の受け入れを推進する立場だったので、テナントに対して注意して、というところで落ち着いたということか。

 

 イマイチわからないのだが、百貨店ーテナントの関係は、ショッピングセンターであれば家賃を払うだけの関係が、売上の20%を百貨店側に払う、という形になったりするということらしい。あくまでも百貨店とテナントは別法人だが、契約上はそういう形で、まあ立地だけでなく百貨店の看板を借りる値段、という部分もあるのだろう。一心同体というか。

 で、百貨店内のテナントの従業員は、百貨店の従業員かというと、法律上(契約上)は百貨店と従業員で契約を結んだわけではないので、テナントの従業員、というのがそうだろうが、まあ色々あるらしい。

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

 テナントの面接を受けた後に、百貨店の面接(面談)をやるとか。法律的にどうなんだ? 派遣社員の二重面接(事前面接)に近い気もするが、これも罰則規定なしのグレーゾーンでお咎めなしか。

 

 で、

阪急百貨店は以前から店内に補助犬受け入れを示すシールを張るなどしてきた。エ社の広報担当者は「スタッフに周知徹底できておらず、非常に恥ずかしい」とした。

 とのことだが、百貨店にとってテナントの従業員は、百貨店の従業員なのか、という疑問もあるが、直接的な雇用関係にはないが、間接的な雇用関係にあり、指導対象にはなるというところか。百貨店の研修を受ける、テナントの従業員もいるということだ。

 

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 今回の事件は、まあ全国ニュースになるはなったものの、終了した、というところだろう。「被害者」側の客が文句を言い、「加害者」側の百貨店側が謝罪し、で終了。比較的、穏便に片付いたほうだと思う。具体的な店名まで出さなかったのがよかったのか。

 逆に、熊本の宿泊事件は、最終的にはホテル側の廃業にまで行った。

ハンセン病元患者宿泊拒否事件 - Wikipedia

 

 似たような事案だと思うが、「被害者」側だから何をやってもいい、というわけでもないというところか。まあ、wikipediaには書いてないが、ホテル予約の段階でハンセン病元患者だと県側が伝えていなかったりと、県に問題があったのも大きいが、謝罪拒否をした「被害者」側に非難が殺到するなど、公の事件となった場合は立ち回りを考えないと駄目なのだな、というのがあると。

 「加害者」側のホテルも、イマイチ対応がよくわからないが、あまりホテル業に慣れていない感じというのはある。まあなので、陰謀論としてあえてそういう場所を県側の官僚が選んだ、という話もあったみたいだが、そこはよくわからない。

 

 問題を大きくすると、どちらの側も傷が大きくなる、というところか。そのあたりは自分も気をつけないと。