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サヨクの憲法観~非武装中立とか砂川事件とか

ikedanobuo.livedoor.biz

 

 基本的なところだが、日本国憲法というのがあると。で、その9条は、

1.戦争放棄 

2.戦力、および、交戦権の否認

となっている。ここで、自衛隊は2項の「戦力保持」否認に違反していて、憲法違反なんじゃないか、というのがある。長沼事件ですね。

長沼ナイキ事件 - Wikipedia

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あとは、日米安保条約というのがある。

外務省: 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約

 

「日本国及びアメリカ合衆国は、
 両国の間に伝統的に存在する平和及び友好の関係を強化し、並びに民主主義の諸原則、個人の自由及び法の支配を擁護することを希望し、
(中略)
 両国が国際連合憲章に定める個別的又は集団的自衛の固有の権利を有していることを確認し、」

 

 と、集団的自衛の固有の権利を有してたの? という条文になっている。これも憲法違反なんじゃないかってのがある。砂川事件だ。

砂川事件 - Wikipedia

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 まあ、このあたりは法学部の真面目な学生にとっては、基本的なことなのだろう。で、非武装中立論。

 

kotobank.jp

 

 社会党、現在は社民党になって、なんだか影が薄くなってしまったが、そのあたりの主張として非武装中立論は、80年代、90年代までは生きていたと。もちろん、今でも一部の人の中では生き残ってはいると。

 日米安保破棄、自衛隊の解消、と確かに憲法9条を言葉通りに捉えるなら、そうするのが正しいか。

 

 たまに、憲法をOSに例えることがあるが、WindowsXP時代ならともかく、こう頻繁にOSが入れ替わる時代になるとイマイチな例えにはなってきてるが、まあ使うとして、憲法というOSの上に自衛隊とか日米安保在日米軍)というアプリ(法律や条約)があって動いているが、バグ(矛盾)を起こしまくっているのが現状、ということかな。

 まあ、OSなんてアプリが動くための下敷きなわけで。

 

 で、非武装中立については、1960年生まれの香山リカにとっては、青春時代(1970年代後半~)に聞き馴染んだ思想なのかな、というのがふと思った。そういう理想があると。

 

 池田信夫の言質を取った、というスタンスはまあ言論プロレス的だなとは思うのだけど、

 

「彼女が「自衛権は国の自然権だ」というので、私が「憲法第9条では戦力の保持を禁じているんだから、自衛隊も解散すべきじゃないの?」と質問したら、「今の自衛隊は認める」という。「それは自衛隊を合憲と認める解釈改憲ですね」と質問したら、彼女は答に詰まってしまった。」

 

という部分は、非武装中立を理想としていたころの社会党あたりの思想の流れを感じる。で、なかなか理論的に苦しいところではある。

 平和憲法を守れ、という主張と、自衛隊の存在は矛盾する。それを理論的に解消するのは、日米安保破棄と自衛隊の解散だろう。池田信夫はこのあたりの議論を押さえて発言していると思う。集団的自衛権容認は「解釈改憲」だと批判するとして、自衛隊の容認は解釈改憲ではないのか? と。

 

 まあでも、このあたりの議論はずっと続いていて、昔からあまり変わっていないですね。サヨク、旧態的なリベラルの主張が苦しくなってきているというのはあるにしろ。