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中高年フリーターの「問題」~ホワイトカラー労働からの脱落ということ

フェミ案件 お仕事 経済・マネー

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 結構、似たような記事なのだが、切り口や観点が色々と違うので紹介。

「「日給7000円です。一応、8時間労働です。でも昼休みは45分。休憩は午前15分、午後15分の30分。学生バイトよりも条件はきついですよ……」

 一昨年、大阪市内の地場機械メーカーを早期退職した平川芳雄さん(仮名・50歳)は、現在、大手ショッピングモールの派遣アルバイトとして勤務している。」

 というのが中高年フリーターの記事。この人は時給875円で働いているが、8時間で7000円。年間労働時間が2000時間として175万。交通費がプラスされるのと食事は社員食堂が使えるのとあるが、はかつて年収700万程度だったという。1/3どころか、1/4だが、そんな長時間労働でもない。もしくはもっと残業して年収200万くらいか。

 

 対して

30代の生活資金難の女性というのは変わらないんですが、最近妙に目立つのが、結婚歴も子どももいない、風俗未経験者。元一般企業の正社員や派遣社員、大卒という属性なんです」

 という3人だが、

8か月前にそれまで勤めていた会社を職場の人間関係のトラブルでやめて

職歴は派遣社員一本。食品衛生管理士の資格(国家資格)を持っていたが、いわゆる「35歳の派遣の壁」で失職した

「会社を辞めた理由は、職場イジメが原因のウツ」

 という理由で仕事を辞め、職が見つからず、かつ生活レベルも下げられないので風俗嬢になったというところ。

「「それでも彼女たちは、少なくとも風俗店で面接に通るだけの容姿とコミュ力はあるじゃないですか。今はよく言われるように、風俗店店長の仕事は『面接で落とすのが仕事』って時代です。力にはなってあげたいけど、慈善事業じゃないですから。だいたいそれまで「独り」を選んで、将来設計ミスってきた女でしょ? 貧困、貧困と言いますが、風俗やれるだけ彼女たちはまだ上です」

 だが、果たしてこれは、自己責任か。「おひとり様」の悠々自適なライフスタイルを散々きらびやかに喧伝してきたメディアにも責任があるように思えてならない。」

 

 と、どうも女性に肩入れするライターは、まあそういう本を書いている人だし別にいい。

 ただ、

「こうした中高年を対象としたブラックバイト問題が表面化しつつある。企業側にとって40代後半から60代を対象とした非正規雇用の担い手は「企業側にとってはウマみのあるマーケット」(都市銀行調査役)だからだ。

「とにかく多少条件が悪くとも中高年は文句も言わず黙々と働く。収入が途絶えるのが怖いですからね。この傾向は男性・女性に違いはない。」

 と前の記事ではあるが、中高年、だいたい40歳以上のことだろうが、そういう年齢にもかかわらず時給1000円未満の高卒フリーターと同じ給料で働く人たちの「ブラックバイト」を問題にしているわけだ。

 対して、「少なくとも風俗店で面接に通るだけの容姿とコミュ力はある」40歳手前の女性の「貧困」うんぬんというのは、結局は「風俗」という特例を除けば、同じことになる。企業社会で「使い捨て」にされた、もしくは、出世できなかった、適応できなかったと。それゆえに、「非正規労働者」になったと。

 

 社会に問題がないと言うつもりはない。ただ、どこかこの人たちは甘かったのだろうなと思う。もちろんちょっと前まで30代前半の失業者だった自分への自戒もこめて言ってる。

 「職場の人間関係が原因で」「職場イジメで」と女性2人は自分に非がないかのように語っているが、人間関係を良好に保つのも仕事のうちだ、と思う。特に年齢が上がると、そういう能力は必要とされる。そういうのができなかったのと、辞めるなら転職先を見つけてから辞めるべきで、そこの辛抱が足らなかったというのも「甘い」と思うところ。(派遣・契約で雇い止めでも、なんとなくそういう気配はあるものだろう)

 早期退職の男性2人については、出世し損なって、かつ、人望もなかったのだな、というところ。それに、営業職なんてどこの会社でも募集してるだろうし、まあ、何だろう。フリーターでもいいや、というところに落ち着いたということか。

 

 女性のほうは、男性の場合よりも年齢での切り捨てが早い、というのは同情すべき点かもしれない。35歳が転職の限界年齢といわれるが、まあ、男なら40くらいまでなんとかなるかもしれない。女だと、5歳くらい若いと。(一般職事務と営業職、というところでの違いもあるか)

 ただまあ、比較的高収入なホワイトカラーの仕事から脱落して、時給1000円未満の単純労働の労働市場でしか働けなくなるというのは、自分自身ある可能性だと思っている。男なので、風俗嬢になるのは無理なので、まあ、スーパーのバックヤードとかになるかな。