ホステス歴はOKの時代へ(?)~暗黙の了解は正論に負ける、と


女子アナ裁判和解で入社へ 地裁勧告へ /芸能/デイリースポーツ online

 

 数ヶ月前に話題になってた、「女子アナ」内定取り消しのフェミ案件。どうも、日テレ側が折れて、アナウンサーとして入社させる方向になりそうだ。

 

 まあ、「アナウンサー」ではなく「女子アナ」の採用なので、と考えることもできるが、「水商売経験者は避けたい」という企業の思惑、暗黙の了解としての、そういう経歴の人間は採用しない、というのが、「水商売経歴の何が悪いの?」という正論に負けたということか。

 

 実際、ホステスとして働いたことの何が問題か、というと、裏社会とのつながりがある疑いがある人物である、とか、社内で性愛の部分でトラブルを起こす可能性がある、とか、新卒での「ポテンシャル採用」の「ポテンシャル」の部分への疑いということでしか説明がつかない。(もちろん、割合的にはそういう可能性は高まるだろう、というのが世間一般の意見だろう)

 

 しかし、夜の商売をやっていようと容姿が良くて、コミュニケーションが取れるならOK、という基準が示されたというのは、ある種の層に虚脱感を抱かせるんじゃないかとも思う。フェミニズムはブスを救わないというか、最初から「女子アナ」の選考には入れないような人にとっては、結局世の中は顔かよ、と思う結果か?

 ま、テレビ局のアナウンサーなんて目指さなければ問題ないのだが。この事件を素直に祝福する人ばかりではない、と思った。(ひがみ根性にしろ)