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スーツという役立たずの服

 暑がりの男にとって、クールビズほどありがたいことはない。

 

 5月~10月の半年、ネクタイなしでいいのだ。上着なしも「推奨」になっている。

 実際、「暑がり」であれば、この半年のうちに上着が必要なのはGW明けに梅雨で寒い時期がたまにあるのと10月後半くらいで、そこも上着なしでも我慢できないわけでもない。

 そして、今は12月上旬だが、コートがないと厳しい時期になっている。最低気温が10度以下なのだからまあそうだ。

 

 自分は内勤なのでスーツの上着なんてよっぽど重要な会議でもない限り着ない。部屋で寒ければカーディガンを羽織る。なので、実を言うとこれからの時期、パンツにシャツ、ネクタイ、その上にコート(ジャンパー)を着て会社に行く、ということを結構している。

 わざわざスーツのジャケットの上に薄手の綿のコートを着ていって、でも、一日ハンガーにかけっぱなしというのは馬鹿らしい。で、これがばれたことというか、何か文句を言われたことというのは今までない。

 

 この、ズボン、シャツ、ネクタイの上にコート、という通勤スタイルが3月までは続けられる。4月くらいでも「寒がり」だとコートを着ているが、さすがに「暑がり」には暑い。で、大人しくスーツの上着を着るわけだが、これらを計算すると、自分がTPOではなく寒暖を考えてスーツの上着を着るのは10月末~11月末+3月後半~4月の、合計2ヶ月程度しかない。1年の中でだ。

 

 年々、春や秋という、気温15度くらいの時期が短くなってきているという気候の変化もあるのだろう。ヨーロッパは気候が違うので、スーツで過ごす時期は長いとか。日本とヨーロッパでは売れる服がだから違うと。

 デザイン上、胸元が開いていて寒いし、逆に背中は暑くなるという、体温調整にろくな貢献をしない。暑がりにとっては、寒暖を考えるなら年間2ヶ月くらいしか必要のない、くそ役に立たない服、それがスーツなのだ。