フロンティアはどこにあるのか~クライマーという無謀、あるいはチキンレースか?

 雑記。なぜか登山関係に興味を持つようになって、遭難なり、キャンプ用品なり、色々なところを調べている。で、クライマー、クライミングというのも派生ジャンルとしてあるのだなと意識するようになった。

 

 世界最高峰のエベレストはとっくの昔に登頂されている。まだ、人類の誰もいったことのないとされる山はあるらしいが、梅里雪山などだが、そういうのは例外なのだろう。人間の到達していない場所というのは、まあ地球だと深海くらいなのだろう。そもそも衛星でたいていの場所は見える。

 

 エベレストの登頂くらいで、終わりといえば終わりなのだ。もうフロンティアはない。あるとしたら、条件を変えての達成ということになる。あるいは単純に高いところというのでなく、岩を登るとか。

 

 酸素ボンベなしでのエベレスト登頂だとか、ロープなしでロッククライミングだとか(ボルダリング?)、複数パーティではなく一人で行くとか、まあ、条件を厳しくしていって、それで「達成」を競う、というのが、その後の登山業界なりの歴史らしい。スピードを競うというのも当然ある。

 

 まあ、地球上にフロンティアは深海を除けばどこにもない。ただ、人間の行うこと、というのではフロンティアはあるのだ、ということなのだろう。オリンピックの記録と変わりはない。

 

 別に高尾山に行くのだって、それが始めての人にとっては内面体験ということろではフロンティアだ。年間40万人のいく富士山だって同様。でも、それじゃあ他人からの賞賛は集まらないので、といったところで無謀自慢なり、愚行自慢が発生する、なんてところか。